貸金業者などから融資を受けたことが原因となって、返済できない借金額が膨らんだときの解決法として債務整理があります。債務整理をするときには多くの場合で、専門家である弁護士に相談を行って手続きを進めることになります。借金の問題を抱えていることもあって、安い料金で手続きを行いたいと考えている人も多いと予想されますが、債務整理では専門家の経験や実績によって成果に大きな差が生じる可能性があります。借金額の減額などの有利な条件を交渉によって引き出す手続きになりますので、経験が浅い弁護士であれば借金問題を解決させるための条件を整えられないことも考えられます。
ですので、手続きの依頼を行うときには、弁護士にかかる料金のことだけではなく、実績も考慮に入れてどこの法律事務所に依頼を行うか検討する必要があります。債務整理での費用しては、まず着手金というものが存在します。借り入れを行っている貸金業者の件数によってかかってくる費用は異なってきますが、おおむね交渉を行う会社は1社について20000万円ほどが費用の相場となります。弁護士費用としては交渉の内容として有利な条件で和解できたときには、成功報酬が発生しますし、借金額の減額を行ったときには減額した金額の10%ほどを報酬として支払うことになります。
債務整理の手続きを行っている中で、過払い金が発生しているときには返還請求をすることが可能で、過払い金を取り戻したときには返還額の20%ほどが弁護士に支払う費用の相場であると言われています。